今日は『カテゴリーエントリーポイント』について知りたい様子のたっつぁん。
今回も為になるお話しが聞けそうです。
おい、竹ちゃん。最近よく聞く「カテゴリーエントリーポイント」ってやつ、いったい何なんだい?俺ぁ、よくわからなくてさ。江戸っ子にはチンプンカンプンよ。
たっつぁん、簡単に言うと「カテゴリーエントリーポイント」っていうのは、お客さんがその商品やサービスに興味を持つ最初のきっかけ、つまり入り口のことですよ。
ほう、つまり「どっから入ってくるか」ってことかい?でも、どうやってそんなもんわかるんだい?
昔はアンケートとかを使って「どうしてその商品に興味を持ったのか」といった情報を集めてたんですけど、今はもっと効率的な方法があります。それがSNSマーケティングを使ったやり方です。
SNS?あんまり得意じゃねぇけど、それが役に立つってことかい?
そうなんです。たとえば、FacebookやInstagram、X(旧Twitter)などでお客さんがどんな投稿に反応しているかを見れば、彼らがどこでその商品に興味を持ち始めたのか、つまり「カテゴリーエントリーポイント」を分析できるんです。
なるほどねぇ。でも、具体的にどうやって調べるんだい?
たとえば、たっつぁんが化粧品の会社を経営しているとします。お客さんが「乾燥肌に効く化粧水」というキーワードで検索して、ブログやSNSの投稿にたどり着いたとしたら、それがその人にとっての「カテゴリーエントリーポイント」になります。そうした行動はSNSでよく見られるので、それを分析ツールを使って調べるわけです。
ほう、つまり何を見て、どこで興味を持ち始めたかをSNSから丸裸にしちまうってわけか。
その通り。これまではアンケートで「どこで知りましたか?」と聞いていたところを、今はSNS上での行動データを使って自動で把握できるようになったんです。そしてそのデータをもとに、次にどんなアプローチを取ればいいかが見えてきます。
アンケートなんて面倒だしSNSでさっとわかるなら、そっちの方がいいに決まってるじゃねぇか。でも、どうしてそんなに重要なんだい?
それはですね、カテゴリーエントリーポイントを把握することで、ピンポイントでお客さんの興味を引くコンテンツを提供できるからなんです。たとえば「乾燥肌に効く化粧水」の記事を読んだ人には、さらにその効果を高める美容液を勧めるといった具合に次のステップに進んでもらいやすくなるんです。
おお、それなら売上が上がるって寸法だな。どんどん商品を紹介してやれるってわけかい。
そうです。そのためにはただ漠然と広告を出すんじゃなくて、どんなタイミングでどんな情報をお客さんに届けるべきかを考える必要があるんです。これがシーン別の分析です。
シーン別?どういうことだい?
たとえば、朝の通勤時間には短い動画や簡単な画像を、夜のくつろぎ時間にはじっくり読める記事を、といった具合にお客さんのライフスタイルに合わせたコンテンツを提供するんです。それによって、さらに効果的に「カテゴリーエントリーポイント」を活用できるんですよ。
へぇ、そんなに細かく考えんのかい。江戸っ子にゃ難しいかと思ったけど、竹ちゃんのおかげでだいぶわかってきたぜ。
よかったです。たっつぁん、ポイントはお客さんがどこで興味を持ったのかを正確に把握し、そのタイミングで適切なコンテンツを届けること。これが「カテゴリーエントリーポイント」を使ったマーケティングの肝なんです。
了解だ!竹ちゃん、こいつぁ使えるぞ。ありがとな!
カテゴリーエントリーポイントは、お客さんが最初に興味を持つきっかけのことです。それを把握することでピンポイントなマーケティングが可能になります。
SNSを活用したシーン別の分析が、従来のアンケートに代わる効果的な手法として有効です。