竹本代表がソワソワした様子で、たっつぁんに話し始めました。
なんだか、早く伝えたくて仕方がない様子です…
今日は珍しく私からのテーマを持ってきました。タイトルのとおりなんですが…たっつぁん、デジタル格差って聞いたことありますか?
デジタル格差?聞いたことない言葉だな?これ、一体なんなんだい?オレみたいなもんにはピンとこなくてさ。
そのことを話したくて!聞いてくれますか?
もちろんよ!竹ちゃんにはいつも助けてもらってるからよぉ。
たっつぁん、ありがとう!じゃあ早速デジタル格差から説明しますね。テクノロジーを活用できる人と、できない人の間に生まれる差のことです。特に、経営者の世代や規模の違いで格差が大きくなると言われているんです。大手企業は予算や、デジタルに詳しい専門部署もあるので、新しいテクノロジーをすぐ取り入れられる。だけど、中小企業だとそうはいかない。予算も限られているし、専門家もいない企業がほとんど。テクノロジーは24時間365日動いているので、差がどんどん広がっていくんです。
ほぉ、それはわかるような気がするよ。大企業は金も人もあるからすぐ動けるが、ウチみたいな小さなところはそりゃ無理だわな。
たっつぁん。実は僕も、昔は中小企業の出身でした。現場の苦労、よくわかります。特に中小企業は限られたリソースの中で必死にやってるからこそ、余裕がないのが実態ですよね。
おぉ、竹ちゃんもそんなとこからスタートしてたのかい。テレビや新聞で流行り病以降でオンラインのやり取りが加速したって見たけど、うちには関係なくて気にしてなかったんだよ。だから、今更なんだが、、なんでそんなにデジタルが大事なんだ?
例えばSNSなら、中小企業でもマスメディア広告に任せきっりにしないで、自社でメディアを持ち発信することができるし、ECサイトを活用すれば日本中、世界中を相手に販売、流通することもできるんです。昔は、ECサイトを作るのに何百万円としていましたが、今は数千円、数万円から始めることもできるようになったんです。僕が支援してきた中小企業でも、実は大手企業のアイデアを取り入れて成功した事例が多くあります。中小企業もチャンスがある状況ではあるんです。だから決して諦めないで欲しいんです。
なるほどな、デジタルっつうのはウチみたいな小さなとこでもチャンスがあるってことだな。費用は少なくてもできるのはわかった気がするが、中小企業はどうやってその第一歩を踏み出すんだ?
まずは何に力を入れるか、選択と集中が大事だと思います。例えばデジタル広告を活用して少ないコストで効率的にデータを集めたり、ECサイトをシンプルな形で立ち上げたり。企画からテストマーケティングを小さくシンプルに行えるのも、デジタルの強みです。何でもかんでも手を出すのは難しいので、まずは自分たちの強みを活かせる部分にフォーカスしていくことが重要です。そして私がよく感じるのは、専門家と協力するのも一つの手だということ。僕自身も、いろんなプロフェッショナルな方に協力依頼して教えてもらった経験があります。頼れる人と一緒に進めることで、格段に効率が上がりデジタルの成功体験を獲得しました。
ふむふむ、なるほどな。実際に時間もなかなか決まった時間に取るのはてぃへんだからな。何を目的に、何を選択して実施するか決めねえとわかんねえことだらけで全部放り投げちまいそうだぜ。まあ、おらには竹ちゃんがついてるから安心だな!
もちろん!企業伴走型支援なのでいつでも頼ってください。結局はたっつぁんの職人仕事のようにデジタルも積み重ねが一番大事なので、継続できるための体制や、サポートできる関係や仲間づくりが大事だと思うんです。そのデジタルをうまく使えば新しい価値創造をしたり、ビジネスモデルの柔軟性を広げることができるんです。その一歩目として情報を得て、何に選択と集中するかを見極め、少しずつでも取り組んでいくことです。
いやぁ、竹ちゃんの話を聞いてると、大きな耳を塞ぎたくなるぜ。でも、実際は、原材料高騰、人件費向上、円安高騰。日経平均がどんどん上がってもうちの利益構造が変わるわけじゃねえから、せがれになんて継がせることも考えられねえ。正直八方塞がりだったわけだ。こりゃ改めて考えなきゃいけねぇな。
そうですね。私も大手企業と、中小企業のどちらの視点でデジタル格差を見てきてました。中小企業が日本を下支えをしている中で、変わりたくても八方塞がりで変えられない企業さんがあることを知りました。中小企業のデジタル分野を支援する役割が必要だと感じて、業界15年の経験値でサポートできたらと考え、サービスとして始めたんです!
そんな考えがあったなんて知らなかったぜ。より一層頼もしくみえるぜ!じゃあ今日は銭湯にでも一緒に行くか!
竹本代表とたっつぁんは、銭湯に行ってしまいました。
中小企業のデジタル化は、障壁だらけ。だからこそ頼れる仲間を作るのが大事ということでしたね!では、また次回